仕事が長引いて延長しても保育園のお迎えに間に合わない。
でも頼める人もいないし早退もできない。
実家は遠い。夫も仕事がある。そんな時に助けてもらったのが「ファミリーサポートセンター」でした。
子育てをサポートしてくれる人がいない、ワンオペで苦しいなど、仕事以外でも利用ができるファミリーサポート。
ファミサポの他に民間で利用できる家事代行サービスも沢山あり、体験などもできます。
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※無料は定期プラン希望の方前提。
家事代行については最後に詳細を載せます。
ファミリーサポートセンターを利用した私の体験談と料金、実態や登録方法、トラブル事情などをご紹介いたします。
ファミリーサポートセンターとは?
乳幼児や小学生などの育児の援助を受けたい人と援助を行いたい人が会員となり助け合う活動の連絡・調整を行う事業です。
活動内容の例として、以下の内容があります。
- 保育施設までの送迎を行う
- 保護者の病気や急用の場合に子供を預かる
- 買い物などの外出時に子供を預かる
- 病児、病後児の預かり
- 冠婚葬祭や子供の行事の時に子供を預かる
- 早期、夜間などの緊急預かり
※厚生労働省 子育て援助活動支援事業(ファミリーサポートセンター事業)について より
ファミリーサポートセンターを実施している市町村はどれくらい?
平成29年度の実績では、1,741市区町村中863市区町村でファミリーサポートセンターが設置されています。
援助を受けたい会員(子育て世帯)は57万人の登録があり、援助を行いたい会員は13万人います。
※登録者数は平成29年度末時点での人数です。※市区町村の数は、2018年10月1日時点の数値です。
私の住んでいる市内も昨年(平成30年)からファミサポが導入されました。
ファミサポを依頼したい会員(子育て世帯)
57万人中、最も必要としているのが30歳代の方で、208,873人(49.6%)、次いで40歳代の方が172,945人(41.0%)と受けたい方が多くいます。
まさに共働き世帯ですね。
ファミサポを提供したい会員
13万人中、60歳代が33,310(30.3%)、次いで50歳代が29,848人(27.1%)、40歳代が25,245人(22.9%)となっています。自分の子供を育て上げて老後を楽しむ世代ですね。
その時間を我々子育て世代のために奉仕してくれるのは本当にありがたいです。
でもグラフにある通り依頼会員数に対して、提供会員数が6分の1程度ととても少ないです。
そのため結局ママ達が仕事を休んだりワンオペにならざるを得ない状況なのはファミサポの今後の課題と言えますね。
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
会員登録をしている子供の年齢
- 3~5歳が175,040人(27.3%)
- 6~8歳が169,660人(26.5%)
- 9~10歳が93,404人(14.6%)
- 1~2歳が90,733人(14.2%)
小学校入学前後の年齢層の割合が高いです。手が掛かる年頃はやはりサポートの手が欲しいのですよね。
私もそうでした。子供が小さい時ほど助けが必要でした。
3歳を過ぎれば行動範囲が広がりママは目を光らせるのに大変。
3~8歳までがまだママの手が必要な子供なので、この3~8歳の子供を子育てしているママがファミサポを利用することが多い理由でしょう。
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
上の表のうち、ファミリーサポートを利用した子供の年齢別割合です。
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
3~5歳、6~8歳、1~2歳の子供を預ける会員が上位を占めていました。
3~5歳の登録者数は170,040人ですが、実際利用した人数は567人ととても少ないです。
これからもっともっと普及してママ達の負担軽減に繋がって欲しいです。
ファミリーサポートセンターの活動時間は?
時間は各市町村のファミリーサポートセンターによってまちまちですが、朝7時~17時までの活動時間を設定しているファミサポが多いです。
ファミリーサポートの基本の活動時間は、8~9時間というセンターが3割を超えていました。
(活動開始時間と終了時間)
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
早朝の時間外では6時台~7時台までの預かりが多く、夜間の時間外では19時台~22時台までの預かりが多いです。
ファミリーサポートセンターの料金はいくら?
平日設定時間内の1時間あたりの基本料金は700円台のファミサポが44.2%です。
次いで600円台のファミポが33.3%、500円台が11.8%です。
1時間当たりの利用料は500~700円で設定しているところがほとんどです。
ちなみに私が利用したファミサポは1時間700円でした。
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
割増料金
時間外の利用は、基本料金に加算されます。
平日時間外・土曜日・日祝日はいずれも1時間当たり100~200円未満の割増をしているファミサポが5割を超えています。
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
その他の料金
全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果には記載がありませんでしたが、基本料金や割増料金の他に、交通費やその他実費(子供に食べさせる食事代など)がありますので、これは各センターに登録する時に聞くと良いでしょう。
私の体験時の金額は次の体験談の項で記載します。
ファミリーサポートセンターへの登録方法
ファミリーサポートセンターを利用する前に事前に登録が必要になります。
登録と同時に子供と保護者とファミリーサポートセンターの運営者と提供会員とで面談を行います。
面談と言ってもそんな堅苦しいものではなく、顔合わせといった感じでした。
そこで書類を書き、登録完了となりました。
話をした内容はもうだいぶ前のことなので忘れてしまったことが多いのですが、子供の性格や何が好きかなど、持病の有無や健康状態、どれくらいの頻度で利用したいかなど聞かれました。
本来であれば、ここで登録を修了となります。
その後、利用したい時にファミリーサポートセンターに連絡をして、ファミサポ運営者から提供会員に連絡が入り活動の依頼が成立します。
もう私の場合は利用したい日が決まっていたので顔合わせの時にすぐ予約をさせていただき、提供会員の了承も得られたので依頼が成立となりました。
面談で必要な持ち物は、印鑑と母子手帳があれば大丈夫でした。
ファミリーサポートセンターの体験談
私がファミサポを利用したのは、延長保育後もお迎えに行けず送迎と仕事が終わるまでの間に保育をしてもらうことをお願いしました。
2時間半程度でしたがあるのとないのでは大違い。
2回だけ利用してそれ以降は遅くなることがなく機会がありませんでしたが、このたったの2回ですが非常に助かった記憶があります。
利用した時間帯
19:30~22:00の2.5時間です。
19:30まではいつもの保育園で保育してもらい、お迎え~支援してくれる会員宅まで連れて帰っていただきました。
料金はいくらだった?
基本料+時間外(700+300)×2.5時間で2,500円でした。
その他に夕食として、バナナやうどん、食パンなどを食べさせていただきました。
一食の料金が300円の設定でした。
保育園から提供会員の自宅までの交通費が1km30円だったので、30円。
合計2,830円の支払いでした。
子供を迎えに行って、その場で現金支払いをして終わりでした。
ファミサポ中の子供の様子
援助活動記録と複写の書面があり、それを一部頂いて保育中の様子を知ることができましたよ。
ファミリーサポートセンターは安全?
私が利用した2回ともトラブルなく利用できました。
ですが何でもそうですがトラブルはつきものです。自分で育児しててもヒヤっとすることはありますよね?いくらお金を払っていたとしても相手は同じ人間なので失敗だってあります。
実際私も両親に預けて「しょうゆを飲んでしまったかも」、「椅子の上から頭から落ちた」などヒヤリとしたことが何度かあります。
大人二人で見ててもこういったことが起こるので他人が見てたらトラブルは起こるべくして起こると思ってた方がいいです。
と言いつつも相手は報酬をもらって保育援助をするわけなのでトラブルが起こってはいけないと思いますが・・・ってところですね。
実際に起こった事故とヒヤリハットに分けて記載していきます。
過去に起きた事故の事例
- 転倒 229センター(33.7%)
- 自動車利用 73センター(10.8%)
- 接触 66センター(9.7%)
- その他(卵アレルギー児にオムレツ提供など)
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
よちよち歩きの子だったち、走るのが楽しい年齢の頃は急に走り出したりするので親だとしても予測がつかないことがあると思います。
他人であれば尚更…。
なので事前面談の時は必ず、”元気がいい”旨を伝えてトラブルが少しでも少なくなるよう目を光らせてもらいましょう
- 提供会員宅 68センター(35.6%)
- 路上 32センター(16.8%)
- その他屋内 28センター(14.7%)
- 依頼会員宅 17センター(8.9%)でさらに詳しく言うと階段や玄関付近、庭が挙げられます。
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
過去に起きたヒヤリ・ハットの主な事例
- 子供が暴れたり、制止を振り切る、危険な遊びなどの不安全な行動 69センター(10.2%)
- 目を離した、電話に出ていた、ボーっとしてたなどの提供者のミス 61センター(9.0%)
- 自動車 45センター(6.6%)
- 家具・遊具など 21センター(3.1%)
- 提供会員宅 56センター(27.3%)
- 学校・保育園等 32センター(15.6%)
- 路上 31センター(15.1%)
- 依頼会員宅 19センター(15.6%)も階段や庭が挙げられます。
※平成28年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果より
事故とヒヤリ・ハットを起こしやすい年齢
事故を起こしやすい年齢は1~3歳が最も多くいました。
ヒヤリ・ハットでは2・5・7歳が割合が多くいました。
事故もヒヤリハットも両方性別で分けてみると男の子が6割でした。
性別で見ると男の子が多いですが、女の子も元気で活発な子は何をするかわかりません。
親の目線でどのような子なのか、ファミサポ利用時は、提供会員にしっかり伝えましょう。
ファミリーサポートセンター以外の民間サービス
冒頭でもお伝えした民間サービスについてお話していきます。
ファミリーサポートでは送迎や育児などを担ってくれて、且つママの時間を作ることができます。
民間のサービスでは子供の送迎や育児はありませんが、ママの負担軽減のための家事代行サービスが現在メキメキと人気を博してきているのはご存知でしょうか?
家事代行サービス会社一覧
各社お試しが設定されていますので、契約前にお試しを試して自分に合う家事代行サービスを利用できるといいでしょう。
料金比較(初回お試しの場合)
1時間当たり一番安いのはCasyですが、初回のお試しの内容はベアーズが充実しています!
初回のお試し価格と時間で言うとキャットハンドがお得ですね!
キャットハンド | Casy | ベアーズ | |
時間 | 2.5時間 | 2時間・3時間 | 3時間 |
料金 | 4,980円(条件あり)
| 2時間:4,600円 3時間:6,600円 | 10,620円
|
内容 | 4つの項目の中から3つ選ぶ
| 2時間:お掃除 3時間:お料理 | 提供内容は2社と比較 して充実度が最も高い |
契約プラン比較
各社一部のプランを抜粋してみました。
キャットハンド | Casy | ベアーズ | |
プラン | 子育て応援パック | 定期利用掃除 | ベアーズパックライトB |
頻度・時間 | 週に1回・2時間 | 週に1回・1時間 | 各週1回(月2回) |
料金 | 月額22,000円 | 月額17,520円 | 月額11,952円~ |
私はよく料金だけ見てしまいますが、料金が高いものはそれ相応の内容がそろっています。
子育てで疲れたら家事代行サービスを使って自分の時間を作ってストレス解消しましょう!
ファミリーサポートセンターを使って息抜きをしましょう。
前述していますが、ファミリーサポートは送迎や仕事が忙しい人だけの制度ではありません。
子育てに疲れた方が一息つくために利用してもかまいません。
ワンオペで疲れた時に短時間でも利用してリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
毎日イライラしている日々の中で子供と離れた時間を過ごすと「やった!自由だ!」という感情と子供と離れてソワソワする気持ち両方が混在すると思います。
私はそうでしたw
実家の市内にはファミサポはなく実家の両親に短時間預けた時にそういった感情が湧いて子供に優しく接することができたことがあります。
ずっと一緒にいて泣かれて、言うことを聞いてくれなくて子供が可愛くみえなくなることはありませんか?
私はありましたよ。
可愛いと思う気持ちはもちろんあるけど、どうして可愛いと思えないんだろう・・・と悩む日もありました。
知り合いには「可愛いでしょ?」と聞かれる事が苦痛だったこともあります。
この悩みは意外と多くのママが抱えています。
少しでもゆとりある時間を作って自分の時間も大切にしましょう。
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