管理栄養士のスキルアップにおすすめな5つの資格

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管理栄養士のスキルアップにおすすめな5つの資格仕事

管理栄養士に合格し、いざ仕事を始めると回りについていくためには勉強が欠かせません。そして転職を考えるにしても「管理栄養士」だけでは特別感はありません。

では、どうしたらいいか…。スキルアップをするには勉強して実践あるのみです。

でもいざスキルが身についても回りの人があなたを見てもどんなスキルをもっているかなんてわかりませんよね?そうした時にわかりやすいのが「資格」です。

管理栄養士+○○の資格を持っています!と言うと医療施設などでは一目置かれます。採用も優遇されやすいです。

給料が高くなるかどうかは…微妙なところですが、働いてる職場でこの資格をとって実践し確実にスキルアップしていますと胸を張って言えれば給料が上がる可能性もあるでしょう。

管理栄養士になった後、スキルアップするにはどんな資格を目指したらいいのか。それをこのブログで伝えていきます。

私自身、医療施設で働いているので医療で役立つ資格に偏りがちですが1つはどの現場でも役立つ資格もありますので参考にしてください。

 

こんな人に見てほしい
  • スキルアップを目指している
  • 病院でもっと活躍したい
  • 転職に有利な資格を手に入れたい
  • 専門性を身につけたい

 

 

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管理栄養士がスキルアップできる資格

管理栄養士がスキルアップできる資格

管理栄養士になってからスキルアップできる資格は沢山ありますが、医療で役立つ資格をピックアップしてみました。

  • NST専門療法士
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 栄養経営士
  • 在宅訪問栄養指導士
  • リハビリテーション栄養指導士(2019年新設)

それぞれの資格取得するためには条件があるので、誰でも取れるわけではありません。

詳しくは次の項で説明します。

 

NST専門療法士

今現在、私が目指している資格です。今年(2019年)初めて受験して現在結果待ちです。

チーム医療に関する資格で、静脈栄養(点滴)や、経腸栄養(胃ろう)などあらゆる病態下でどんな栄養管理が必要かを網羅し活用していく資格です。

いろう

管理栄養士だけではなく、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士誰でも受験でき、他職種でそれぞれの立場から意見を出し合って患者さんの栄養管理を行います。

私の職場では昔ながらの医者が神様のように偉い病院なのでチーム医療とはかけ離れた病院で、患者さんの栄養管理などされていません。

そこを正そうと思ったのがキッカケで、NST専門療法士を目指しました。

資格がなくても地道に提案を繰り返したことで少しずつですが栄養管理を進める事が出来るようになりました。

まず、受験資格を得るまでがとても長い道のりでした。

学会や研修会に参加して単位を取り、

NST専門療法士認定教育施設(病院)に40時間の研修を受けに行き、レポートを提出し症例発表。

もちママ
もちママ

アラサーにはなかなかしんどいスケジュールでした…

 

受からなければ、再度認定施設に研修終了証を再発行してもらわないといけないのでそれだけは回避したいところですが試験の手ごたえは五分五分…。

受験資格など詳しい内容は学会のHPに記載してあります。

もちママ
もちママ

難易度は高いけど、スキルアップにはもってこいの資格なので病院勤務している管理栄養士は持つべき資格です。

日本糖尿病療養指導士

糖尿病患者は右肩上がりで増えている世の中なので糖尿病療養指導士は魅力的な資格です。
糖尿病患者数についてはコチラをご参照。
受験するには職場に糖尿病専門指導医が必要です。私の職場にはいませんので断念せざるを得ませんでした。
名前の通り、糖尿病患者さんの生活習慣や食事管理を正す為のエキスパートになる資格です。糖尿病患者さんに限らず患者さんは長年の食生活を正していくこと自体に抵抗が多いです。
そこをより正確で的確な情報を提供し指導できるのが、この日本糖尿病療養指導士です。資格取得についての詳しい内容は学会のHPに記載してあります。
\受験必須条件を確認できます/

日本糖尿病療養指導士認定機構

もちママ
もちママ

栄養指導の対象者は糖尿病患者が多いので、療養指導士があると強みになります。

 

 

資格取得条件がなくても勉強する事で専門性は身につきの自分の自信となります!

▼勉強するために購入した参考書です▼

栄養経営士

昨年取得した資格です。管理栄養士は栄養管理は出来て当たり前。
それに加えて、施設の経営面にも目を向けてコストを意識し栄養管理でどれだけ利益を生み出せるかを考えていくのが栄養経営士の役割になります。栄養指導だけしてても稼げる点数はたかが知れてます。
視野を広げて一人の患者さんをチームで栄養管理していくと利益を生み出せるのです。
※出来高制の病院には不向きです。DPC制度の病院で該当します。
私の働く病院は回復期病棟があるのでそこで活かされます。出来高払いの病院だと薬を使えば使うほど病院は儲かりますが、患者さんは支払い額が増え国は医療費の負担が増えます。
そのお互いの負担を無くすための制度が、DPC制度(他にも役割はあるけどここでは省略)
病院は薬を出せば出すほど、儲けが減る。
薬を減らすには、患者さんに元気になって貰わないと困る。
元気にする=栄養状態の改善が必須!
管理栄養士とタッグを組む!みるみる栄養状態が改善する!
薬の量が減る=コスト削減=利益UP
もちママ
もちママ

単純に言うと、こんな感じです。

抗生剤のコストは高いので感染症を起こせば抗生剤分のコストが掛かります。そうならないために栄養管理が重要になります。
栄養経営士の役割はコスト管理ともう一つは部下の教育・育成についてです。私は部下がいないのでここは省略します。
詳しい内容は日本栄養経営実践協会のHPに記載されています。
↓受験申し込みもこちらからできます↓

日本栄養経営実践協会

もちママ
もちママ
栄養管理でコスト削減できれば栄養士の株が上がります。
▼栄養経営士のテキストは非常にわかりやすく日常の業務でも活かせれます▼

在宅訪問管理栄養士

通院が困難な方や住み慣れた地域で生活の質を落とさず安心して暮らしていくことをサポートするエキスパート。それが在宅訪問管理栄養士です。入院してくるおばあちゃんやおじいちゃんは、食生活がめちゃくちゃな方が多いです。
入院してくる前の段階からしっかり食のサポートが必要だと常々考えさせられています。
食事を準備する能力が低下し食べる量が必然的に減少してしまい結果食べる量がどんどん少なくなっていき最終的には寝たきりにまで陥ります(ひどい例だと)
そこを正すのが訪問指導です。
私はこの資格については深く勉強は出来ていませんが、この先まだまだ管理栄養士として活躍していくならばこの分野も避けては通れないと考えています。高齢者の医療費負担が増えた今、医療施設へ通わなくなる方は多くなると考えられます。
医療施設に来れば状態確認ができアドバイスができますが、来なければ何もできません。
そうなると在宅訪問が必要になってくるでしょう。
院内でやっている栄養指導をまずは院外に飛び出すことが出来れば可能ですがマンパワー不足と病院に訪問栄養指導の重要性を理解してもらうことが難しい(医者は栄養管理に無頓着)ので将来的に取り組めたらいいなと思ってます。沢山の栄養士に在宅の重要性を知って欲しいです。
在宅訪問管理栄養士についての詳しい内容は、日本在宅栄養管理学会と日本栄養士会のHPの2か所に記載されています。
↓詳しい内容はこちらをクリック↓

日本在宅栄養管理学会

 

在宅栄養以外の情報も一緒に調べたい方はこちら

日本栄養士会

 

もちママ
もちママ

時代の流れと共に栄養士の活躍する場が変わってきています。

▼研修会場で推奨されていた参考書です▼

 

 

 

 

リハビリテーション栄養指導士(2019年新設)

これは、資格ではないですが今後資格になるだろうと学会でザワついているものです。

今年2019年より資格が制定されました。

昨今「リハビリ栄養」が重要と急性期や回復期で謳われています。リハビリをするだけでは、エネルギーを消費してかえって筋肉量が減ってしまい体重減少に陥り体力が落ちてしまいます。そうならない為に栄養管理をプラスするとリハビリの効果も上がり患者さんも元気になります。そうした指導ができることを証明するための資格と言えるでしょう。

回復期に入院してきた患者さんに栄養介入をして、寝たきりから車椅子までADLが改善し栄養状態もみるみる改善した症例を経験しました。栄養だけではここまで改善しなかった。リハビリだけではここまで改善しなかった。
2つが重なりあったからここまで改善できたんだと確信できやっぱりこの仕事は楽しいなと思えました。
管理栄養士は患者さんから「ありがとう」と言われる機会が少ないです。ですが自分が関わった患者さんが元気になった姿を見られた時に「栄養管理」もしたからここまで元気になったんだ!と自分に言い聞かせてます。笑
リハビリテーション栄養指導士の詳しい内容は日本リハビリテーション栄養学会のホームページで確認できます。
▼詳しいリハ栄養指導士の確認はここをクリック▼
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日本リハビリテーション栄養学会に入会すると以下の参考書が学会誌として届くので普通に買うよりもお得に手に入ります。
↓↓今まで学会誌として送られてきたテキストでよく読んだのがこちら↓↓

管理栄養士もスキルアップして資格を活かしてチームの一員になろう

管理栄養士もスキルアップして資格を活かしてチームの一員になろう
管理栄養士は、他の職種に比べて陰の薄い存在です。同じ職場にいても未だに食事しか作らないと人と言われることもあります。その印象を覆すには自分がスキルを磨いて食事(献立)を作る以外にこんな栄養管理もできるんです!と認知してもらう必要があります。
そのためにも専門性を高めて実践していくことで回りの理解や認知が広がってくるでしょう。
私もまだその段階の途中です。長い年月がかかるかもしれませんが「管理栄養士」の魅力を存分に回りに認めてもらいましょう。

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